教研で学ぼう!

 

Ⅰ 教研って何?

  教研は、教職員組合が主催する学習会で、「教育研究集会」の略称です。最近では「教育のつどい」というネーミングを使う場面も増えていますが、年配の教員の間では「教研」という言い方もまだ残っています。
  タイムリーな話題について専門家に講演していただいたり、互いに授業実践などのレポートを持ち寄って話合ったりしています。教研でいろいろなことが学べます。教研に参加したことが契機になって組合に入る青年教員も少なくありません。

 

 

Ⅱ どんな教研があるの?

  全国レベルの教研は、全教が主催する「全国教育のつどい」があります。毎年8月に開催されています。
  県内レベルの教研は、高教組が主催する「(冬の)教育講座」が毎年2月に開催されています。

            そのほか宮教組との共催で11月に「みやぎ教育のつどい」を開催しています。

             さらに2016年度から、高教組主催で「秋の教育講座」を始めました。

  そのほか支部レベルでも随時に教研を開催しています。

 

Ⅲ 教研について詳しいことが知りたいときは?

  職場の組合員の先生に尋ねるか、書記局までお問い合わせ下さい。最新の情報をお伝えします。

  なお、>>こちらのイベント案内もご覧ください。

 

 


<冬の教育講座>  多くの先生方の参加で、充実した学びと交流!

 

 2018224日(土)~25日(日)、鳴子温泉玉造荘を会場に、第41回教育講座が開催されました。昨年より多い87名(宿泊47名)の参加があり、盛況に終えることが出来ました。

 

 大阪大学の小野田正利先生の講演は、保護者から寄せられるクレームや苦情を大きなトラブルに発展させないためにはどうすればよいかというお話でした。クレームや苦情を寄せてくる保護者は、生きづらさや葛藤を感じているなど様々の事情を抱えています。受け手となる教員が「聞く耳」をもち、クレームや苦情の背景を理解して、学校全体で対処することが必要だという趣旨に、若い参加者を含めてみんな大いに納得の様子でした。

 授業づくり分科会では、障害児分科会を中心に多くの参加者による活発な実践交流が行われました。つづく夕食交流会では、分科会ごとの報告のほか、青年部からリトアニア研修旅行の報告もあり、盛り上がりました。夕食交流会の後には、80年前の蓄音機でSP盤レコードを聴く企画が飛び入りで開かれたほか、二次会も夜遅くまで続き、交流を深めることが出来ました。

 

 二日目は学校づくり分科会がありました。クラスづくり、教育をめぐる環境、新しい高校学習指導要領、障害児教育、発達障害の5分科会に分かれて、それぞれの諸問題を話し合いました。今回の「教育講座」開催中に高教組に1名加入がありました。開催にあたり多くの職場から保養券のカンパの協力をいただいたことに感謝申し上げます。ありがとうございました。